パソコンを使って家で仕事をする人
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いざ「在宅ワークを始めたい」と思っても、「どんな仕事があるんだろう」「どれぐらい稼げるんだろう」「保険は?」「税金は?」「そもそも在宅ワークってどういうこと?」など、分からないことがたくさんありますよね。

 

私は会社に勤めている間にいろいろと調べて、準備期間に1年ちょっとかけました。実際に私が調べたことを大公開していきます。

そもそも在宅ワークとはなんなのか

在宅ワーク? 家で仕事をすることでしょ?

ん~~ちょっと違うかな。在宅ワークとは、パソコンやインターネットなどを活用して、請負契約に基づいて在宅で行う仕事のことをいうんだ。仕事そのもののことをいうんだよ。

細かいな~

でも実際、これらの言葉を正しく理解しておくことが大事なんだよ。 在宅ワーカーは、会社員と違って、自分でやらなければいけないことがとても多い。 制度を正しく理解するためには、言葉を正しく理解しなくちゃ。

 

まさにそのとおりです。

在宅ワークについて調べていくうちに、さまざまなキーワードが私を悩ませました。
「在宅ワーク」、「テレワーク」「在宅勤務」さらには「テレワーカー」「在宅ワーカー」「個人事業主」……。全部似たような言葉ですよね。

 

どう違うねん!!となる前に、最初に正しく理解しておきましょう。
難しいこと一切抜き。キーワードの関係性だけを説明します。

まずは易しいところからいきますよ。

 

個人事業主とは?

会社に勤めている人のことを「会社員」といいますよね。
個人で事業をしている人のことを「個人事業主」といいます。

 

個人事業主とは「呼び方」のことだった

ずばり、個人事業主とは「呼び方」のことだったんですね。
易しすぎましたか?簡潔なのはいいことですね。

 

おまけ

事業って何?となった人にはこれ。

じぎょう【事業】・・・仕事。

岩波国語辞典より

これまた簡潔でいいですね。大好きです。

 

ですが、次からの言葉は要注意です。これがまさに混乱の原因でした。

 

在宅ワーク、在宅ワーカーとは

在宅ワークとは、パソコンやインターネットなどの情報通信技術を活用し、請負契約に基づいて在宅で行う仕事をいいます。

 

在宅ワークとは「仕事」のことだった

「在宅ワーク」とは、「情報通信技術を活用し、請負契約に基づいて在宅で行う仕事」。
仕事そのものを指す言葉だったのです。

 

在宅ワーカーとは「呼び方」のことだった

そして、在宅ワークをする人を「在宅ワーカー」と呼びます。

 

在宅ワーカーは「個人事業主」だった

上述のとおり、個人事業主とは個人で仕事をする人のことをいいます。

会社に属さずに、請負契約に基づいて仕事をする在宅ワーカーは、個人事業主です。
旦那さまの扶養に入りながら空き時間に在宅ワークをする主婦の方も、立派な個人事業主です。

 

テレワーク、テレワーカーとは

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。

 

テレワークとは「働き方」のことだった

「テレワーク」とは、「情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」。

働き方を指す言葉だったのです。

 

テレワーカーとは「呼び方」のことだった

そして、テレワークをする人を「テレワーカー」といいます。

 

テレワークという働き方には2種類あった

テレワークの主な形態として、「雇用型」と「自営型」があります。

 

●雇用型・・・企業に勤務する被雇用者が行うテレワーク
・在宅勤務・・・自宅を就業場所とするもの
・モバイルワーク・・・施設に依存せず、いつでも、どこでも仕事が可能な状態のもの
・施設利用型勤務・・・サテライトオフィス、テレワークセンター、スポットオフィス等を就業場所とするもの

 

●自営型・・・個人事業者・小規模事業者等が行うテレワーク
・SOHO・・・主に専業性が高い仕事を行い、独立自営の度合いが高いもの
・内職副業型勤務・・・主に他のものが代わって行うことが容易な仕事を行い、独立自営の度合いが薄いもの

 

参照

総務省ホームページ

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/18028_01.html

 

自営型の、SOHOと内職副業型勤務がいまいちはっきりしないので、

ここでは「自営型・・・個人事業主が行うテレワーク」と読み替えた方が分かりやすいでしょう。

テレワークと在宅ワークの違い

「テレワーク」は働き方を指す言葉で、

「在宅ワーク」は仕事を指す言葉だということが分かりました。

そもそも比べられない言葉だったのです。

テレワーカーと在宅ワーカーの違い

では、「テレワーカー」と「在宅ワーカー」はどうでしょうか。
個人事業主である在宅ワーカーは、さしずめ「自営型テレワーカー」といったところでしょうか。テレワーカーに包括されていますね。

在宅勤務と在宅ワークの違い

「在宅勤務」は働き方を指す言葉で、

「在宅ワーク」は仕事を指す言葉ですから、これも、そもそも比べられない言葉です。

 

あえて言うなら「在宅勤務者」と「在宅ワーカー」ということになるでしょう。

「在宅勤務者」は、会社に雇われて家で仕事をする人。

「在宅ワーカー」は、会社に属さずに家で仕事をする人。

在宅勤務者
・会社に雇われ、
・雇用保険に加入し、
・会社が属する健康保険に加入して、
・会社の就業規則に従う。
・有給休暇もあるでしょう。
・年1回の健康診断もしてくれます。
・給与は会社から支払われ、
・税金の申告は会社がやってくれます。
在宅ワーカー
・会社には属さずに、個人で仕事をします。
・雇用保険には入れません。
・お住まいの市役所に行って国民年金の手続きをし、国民健康保険に加入します。(扶養内で働く方は別です)
・就業規則はありません。自由な時間に働いて自由に休めます。
・残念ながら有給休暇はありません。
・健康診断は自己責任です。
・給与ではなく請負契約に基づいて収入を得ます。契約を結び、請求書を発行して、入金確認をします。
・帳簿を管理し、税金の申告を自分でします。

自由度は高いが何の保障もないのが在宅ワーカー

せめて制度をしっかり理解して、自分にとって有益な情報を得られるようにアンテナを張り巡らせておきましょう。

便利グッズのご紹介

一人きりで頑張らなくてはいけない在宅ワーカーに、「これ便利!!」なグッズをご紹介します。

これからもどんどんUPしていきますのでお楽しみに!